青4題
お気に入りのコミックから、「青」に関わるものを4作、紹介します。
①ブルーピリオド
2020年マンガ大賞受賞おめでとうございます。
ブルーピリオドとは、いわゆるピカソの「青の時代」。あまりにも貧乏で青の絵の具しか変えなかったピカソの20代の作品群を指します。
このコミックの主人公は、高校2年から絵を描き始め、めでたく現役で東京芸大に入学。美術という正解がない世界で、自分なりの技術と表現を見つけようと足掻く姿が描かれています。
難解な現代美術の見方を教えてくれるのも、このコミックの面白さ。美術館に行った時に、ちょっとわかったような気になれます。
ちなみにピカソの本名は、パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・チプリアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・ピカソです。長い。
②Blue Giant Supreme
こちらも数々の漫画賞を受賞しているBlue Giant。
仙台出身の主人公が、テナーサックス奏者として成長していく話。ミュンヘンに拠点を移してから、Blue Giant Supremeとタイトルが変更になっています。恐れず、曲がらず、全力でのプレイが、徐々に人々を魅了し始めます。
天文学でいうBlue Giantは、青色巨星のことです。あまりに高温なため、赤ではなく青く光る恒星です。コルトレーンの”Blue Train”と”Giant Steps”という名盤から取ったのかな、と思ったのですが、これはハズレ。
「世界一輝くジャズプレイヤー」を指す仲間内の呼び名だそうです。
③青に、触れる
生まれつき顔に太田母斑と呼ばれる青あざを持つ女子高生と、顔を認識することができない相貌失認という障害を持つ教師とのお話。まだ第2巻なのでどう展開するかはわからないのですが、気になるのでちょっと気にしておこう。
④アオアシ
サッカー漫画なのですが、Jユースを扱っているという意味で珍しいかも。主人公である青井 葦人(あおい あしと)君の成長譚ではあるのですが、そこに留まらず、サッカー選手が何を考えてフィールドを走り回っているのかがわかります。同じくサッカー漫画の名作「ジャイアントキリング」が戦略を扱っているとすると、もう少し細かい戦術や局地戦を丁寧に描いています。
それにしても、サッカー漫画ってたくさんの顔を描き分けなければならないから、作画は大変だと思います。
「青」とは関係ないけど、「映像研には手を出すな」が素晴らしい。最近の一番のお勧めです。
物語というものは、常に作者が創造した独自の世界観の中で展開していくわけですが、まさにその「独自の世界観を創造」して「アニメで表現する」というお話。
タイトルは、たぶん、「現金に手を出すな(げんなまにてをだすな)」から取っているのだろうと想像します。
作中に、映画や落語のセリフやらオマージュらしきものが登場します。
舞台になる高校の名前は、芝浜高校(笑)。さて、どこから取って来たのかわかりますか?
ハリマオでした。
藁納豆
常磐線で水戸方面に行ったら、駅のコンビニに、藁に包まれた水戸納豆が売られていました。
開けたら中にはビニールで包まれた納豆が入っていたりして、と思ったら、昔ながらの藁納豆!
ビニールなのは、結んでいる紐だけでした。
中には小粒の納豆がぎっしり。
大豆を発酵させる納豆菌は、熱に強いという特徴をもっています。
ですから、納豆を作るときには、まず最初に藁を煮沸して、納豆菌以外の最近を殺してしまいます。
そして茹でた(あるいは蒸した)大豆を藁に詰めれて保温すれば、数日で納豆ができあがるそうです。
昔ながらの藁納豆は、黒っぽい小粒で歯ごたえがあり、納豆の香りの中にほのかに藁の香りが混じっていました。
新巻鮭でした。
パンダ1匹分
コロナ感染防止のために必要なのは、人との距離を保つこと。
1.5mとも2mとも言われていますが、自然保護団体WWFジャパンが作った指標がこちら。
人混みの多い場所に行くときには…
ジャイアントパンダ、
オサガメ、
若いオスのホッキョクグマ、
2羽のキングペンギン、
くらいの距離を意識してみましょう
画像はこちら。
https://twitter.com/WWFJapan/status/1244552845703045120
評判が良かったようでして、続編も出てきました。
コブハクチョウ
ベンガルトラ
オランウータン
2頭のリカオン
うーん、微妙。
ここでもまた、「続編はオリジナルに敵わないの原則」が生きています。
人との間に1匹のジャイアントパンダを置いてみる、というのが一番しっくりきます。
ダラっと寝そべっているやつ1匹。
荒巻鮭でした。
ビデオ会議活用術その2
外出自粛要請の折、新卒くん達の歓迎会を開いてあげることもできません。
申し訳ない。
でも、そもそもお店が開いていない。
そこでビデオ飲み会を開催です。休日の夜の開催でしたので、食事中の人もいれば、ツマミとお酒をもって参加の人もいる。
それぞれのペースで食べ、飲み、しゃべり、楽しく過ごせました。
ビデオ飲み会を実際にやってみて、新しい発見もありました。
10人ほどの参加だったのですが、この10人が「同じ話題で話をできる」というのが、新鮮でした。
10人が飲み屋に集まったとすると、テーブルの端と端が話をすることはできません。ですから、3人ー3人ー4人とか、いくつかのグループに分かれて話をすることになります。
ときおり席を変わったり、他のグループに問いかけをしたりして、メンバーが入れ替わったとしても、また別のいくつかの小グループができあがります。
10人が同じテーマを話している、という飲み会は初めてでした。楽しかった。
これに味をしめて、翌週、大学の同期生とビデオ飲み会をやってみました。
そうしたら、10人が同じ人の話を聞けるというビデオ会議の特徴が裏目に出ました。
というのは、参加者の1人が完璧に酔っ払ってしまいまして、ひたすら喋り続ける(しかも何を言っているかわからない)という状況に陥ったのです。
結果、他の9人の会話は不可能になりました。マイクがずっと酔っ払いの言葉を拾っているからです。
「家に帰る」というプレッシャーがないために、適量以上を飲んでしまったようです。
その意味では、「終了時刻を決めておく」のも、ビデオ飲み会のコツかもしれません。
「家に帰る」というプレッシャーがないために、終わりを決めておかないと、ずーーっと続いてしまいます。
マジョラムでした。
ビデオ会議活用術その1
感染症対策として、社内で一気にビデオ会議が普及しました。社外との打ち合わせもオンラインが基本。社内も同じ。
何年も前から買ってあったのに、あまり活躍していなかったスピーカーマイクもいきなりの大活躍です。
ビデオ会議と相性が良いのが、社内セミナー。この4月には4人の新卒が入社してきましたが、彼(彼女)らは早くも在宅勤務。そしてビデオで研修を受けています。
私も先輩社員として1時間もらい、新入社員へのメッセージを話してしてみました。音声も明瞭に聞こえますし、画像品質も、相手が理解しているかどうか確かめながら話すことができる高レベルです。
次は、研修課題を、新卒の4人がビデオ会議で話し合いながら進めるプロジェクトを、試してみたいと思います。
ここからも新しい活用術が出てくるのではないかと楽しみです。
マジョラムでした。