- チェーザレ 破壊の創造者 (惣領冬実作)
ルネッサンス期の都市国家イタリアを舞台にした一大絵巻。まだ連載中であり、どのように終わるのか、果たして終わるのかもまったく不明。
ボルジア家は出てくるわ、メディチ家は出てくるわ、ダ・ヴィンチもいればミケランジェロもいる、ついでにマキャベリまで登場、という豪華絢爛さ。
作画は精緻でこれだけでも見る価値があります。ドナテッロのダビデ像のデッサンだけで一杯飲めます。 - IPPO (えすとえむ作)
イタリアで修行して東京で店を開いた靴職人さんのお話。お値段は一足30万円から。
そのようなカスタムメイドの靴のことをビスポークと呼ぶそうです。英語で書くとbespoke 。何かを求めて話し合うという意味だそうです。
オーダーした人と職人さんが語り合いながら、靴を作っていく上でのエピソードが語られます。
背景を省略したシンプルな絵柄は上品で、ゆったり進む話のリズムに心が和みます。 - リストランテ・パラディーゾ (オノ・ナツメ作)
こちらはローマにあるレストランのお話。この作者さんは、時間の経過にともなって画のデフォルメが強くなっていきます。
でもこのリストランテ・パラディーゾはなかなか味わいのある作画でして、登場人物の顔が確かにイタリア人っぽい。
このレストランには、小さなオーナー席が設けられています。オーナーが一人で、シェフのお勧めを食べ、ソムリエのお勧めを飲む場面が出てきます。ちょっと憧れております。
事業開発のランゲルハンス島でした。